手術当日(4/10)ー後半ー
目覚めた時は手術台の上にいた。
呼吸をしようとしたのに上手く息を吸うことができず、わずかに吸えた息をすぐ吐いてしまう。
「私、いま呼吸困難だ」という自覚があった。
声を出そうと思ってもでないし、体も動かない、目もうっすらとしか開かない。
唯一動いたのが左手首より下の部分だけ。
手で台を叩いて「私呼吸うまくできてないんですがっ??!!死にそう!!!!」と
猛烈にアピールするも、若い助手の女の子が「あれ〜?手が動いてる〜」と言うだけ(笑)
どんどん呼吸が浅くなり、心臓も痛くてこのまま死ぬのかと本気で恐れた。
死にかけ寸前で酸素吸入マスクが装着され、ようやく呼吸を取り戻すことができた。
めちゃくちゃ怖い体験だった。今でも忘れられない(´;ω;`)
麻酔で寝ている間に排尿管が挿入されていた。
また、主治医の先生から、銀色のトレイに乗せられた「卵巣腫瘍」を見せてもらった。
拳より一回り大きい丸っこい塊だった。
事前に写メを撮りたいと伝えてOKをもらっていて、夫に写真を撮ってもらう予定だった。
ところが夫、待ち時間中にお腹が空いたため携帯を病室に起きっぱなしで売店に行き、戻ってきたら「もう終わりましたよ!」と看護師さんに急かされ手術室付近まで来たのだけど、携帯を忘れる凡ミスを犯していた(後日聞いた)
主治医を待たせて携帯を取りに戻るとは...
先生、待ってくれてありがとう。無事に写真に収めることができた。
その後は部屋へ運ばれ、ベッドに移った。
意識朦朧。
酸素吸入していて声もほそぼそとしか出せない。
色々な管が繋がっている状態で夫がいてもロクに会話することができないため、帰宅してもらった。
帰る前に、うなじ辺りが痒かったのでかいてもらった。
自分で手を動かせなかったから。
一人になってからも看護師さんが定期的に検温などで様子を見に来てくれた。
特にお腹周りの痛みがあったので痛み止めを処方してもらった。
(わずかに触れられるだけで看護師さんの手をとっさに払いのけてしまったくらいの痛み。手はあまり動かないはずなのに、そのときは反射的に動いた。)
熱は37度台。平常時よりやや高め。
携帯をいじる体力もない。
夜は浅い眠りを繰り返し、痛みで寝返りを打つこともできない。
麻酔中に喉に管を通していた関係で喉がいがいがするのでうがいをさせてもらった。
飲食禁止の状態なので飲むことは不可。
看護師さんに介助されながら上半身を少しだけ起こし腕で支え、
コップにいれた水をストローで吸い、用意された容器に吐き出す。
再び眠りにつこうと試みたが、夜中に吐き気がした。
ナースコールで看護師さんを呼んで背中をさすってもらいながら嗚咽。苦しい。
飲食していないので吐くものはないけど、体にガスが入って内臓が圧迫されてる影響だと思われる。
何かと辛い1日だった。
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